【生薬名】大黄 ヨミ:ダイオウ
主として通便・清熱・消炎に用いる。
【基 原】
神農本草経の下品に収載。タデ科 Polygonaceae 唐古特大黄 Rheum tanguticum Maxim. Et Rgl. および他の同族植物の根茎を乾燥したもの。
【性 味】
味は苦、性は寒。(帰経:脾・胃・大腸・心包・肝経)
【主成分】
(1)emodin C15H10O5 ・ chrysophanol C15H10O4 ・ rhein C15H8O6 ・ aloe-emodin C15H10O5 などのアントラキノン誘導体(2〜4%)。
(2)主として glucogallin C13H16O10 などのタンニン配糖体。このほかに遊離没食子酸を含む。
【臨床応用】
生薬分類は攻下薬。中薬の効能は瀉下攻積、清熱瀉火、解毒、活血去オ。便秘を治療する要薬である。大黄は活血去オの作用があるので、オ血証の要薬である。
【用 量】
3〜12g
【規 格】100 g
【産 地】中国
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。
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