【生薬名】釣藤鈎 ヨミ:チョウトウコウ
高血圧による頭のふらつき・眩暈などの肝風の症状に用いる。四肢のしびれ感に対しても効果がある。
【基 原】
アカネ科 Rubiaceae 釣藤 Uncaria rhynchophylla(Miq.) Jacks.(カギカズラ)の鈎棘が付着した茎枝を乾燥したもの。鈎棘が対生しているものを双釣藤、鈎棘だけを鈎鈎という。
【性 味】
味は甘、性は微温。(帰経:肝・心包経)
【主成分】
rhynocophylline C22H28O4N2 ・ isorhyncophylline C22H24O4N2 を含む。どちらも indole 型 alkaloid である。
【臨床応用】
生薬分類は、平肝熄風薬。中薬の効能は熄風止痙、清熱平肝。釣藤鈎には熄風解痙の作用があり驚癇、痙攣に用いる。釣藤鈎には清肝熱の作用があり、平肝陽の作用もある。
【用 量】
6〜15g
【規 格】100 g
【産 地】中国
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。
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