【生薬名】蒼朮 ヨミ:ソウジュツ
消化不良で、上腹部が脹って苦しい・食欲不振・嘔吐・下痢など中焦湿阻の症状があるとき、また熱滞(熱象をともなう食滞)であるときに用いる。
【基 原】
キク科 Compositae 蒼朮 Atractylodes lancea ( Thunb. ) DC. (ホソバオケラ)の根茎を乾燥したもの。
【性 味】
味は苦・辛、性は温。(帰経:脾・胃経)
【主成分】
atractylol C15H26O ・ atractylon C14H18O などを含む精油、ビタミンA・D(ただし、煎汁にはビタミンAを含まない)。
【臨床応用】
生薬分類は去風湿薬。中薬の効能は、燥湿健脾、去風湿。湿阻中焦証に用いる。風寒湿による痺証や下肢の腫痛、無力などに用いる。また、発汗作用があるので、外感表証にも用いられる。
【用 量】
6〜15g、外用適宜。
【規 格】100 g
【産 地】中国
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。
レビューは見つかりませんでした