【生薬名】芍薬(大潟芍薬) ヨミ:シャクヤク(オオガタシャクヤク)
下腹部の不快感・疼痛などをともなう月経不順・不正器出血に用いる。血虚による四肢の筋肉痙攣に用いる。
第三類医薬品
【基 原】
神農本草経の中品に収載。ボタン科 Paeoniaceae 白芍 Paeonia lactiflora Pall.(シャクヤク)の根の外皮を除去し乾燥したもの。
【性 味】
味は酸・苦、性は微寒。 (帰経:肝経)
【主成分】
paeoniflorin C22H28O11 ・子宮興奮性成分・ benzoic acid ・ β-sitosterol ・ tannin・精油・脂肪など。
【臨床応用】
生薬分類は、養血薬。中薬の効能は養血斂陰、柔肝止痛、平抑肝陽。養血柔肝、緩急止痛の作用があるので肝気不和による脇肋部や腹部の疼痛、あるいは四肢の筋肉痙攣と疼痛に用いる。また、下腹部の不快感・疼痛などをともなう月経不順・不正器出血に用いる。
【用 量】
9〜12gを煎じて服用する。
【規 格】100 g
【産 地】中国
【コメント】
虚寒証には単味で使用してはならない。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。
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