【生薬名】桂皮(広南桂皮) ヨミ:ケイヒ(カンナンケイヒ)
健胃・駆風・矯味・発汗・解熱・鎮痛薬として、中枢神経系の興奮を鎮静し、水分代謝を調節し体表の毒を去りこれを和解する作用により、頭痛・発熱・のぼせ・感冒・身体疼痛などに効果がある。
第三類医薬品
【基 原】
神農本草経の上品に収載。クスノキ科 Lauraceae 桂樹 Cinnamomum cassia Blume (ケイ)の樹皮を乾燥したもの。
【性 味】
味は辛・甘、性は温。(帰経:心・肺・膀胱経)
【主成分】
主に cinnamic aldehide C9H8O ・ cinnamyl ethyl acetate などを含む cineol
【臨床応用】
生薬分類は、散寒薬。中薬の効能は温中補陽、散寒止痛、温通経脈。腎陽不足、命門火衰より起った悪寒、四肢の冷え、腰や膝が無力、インポテンツ、頻尿、脾腎陽虚により起った腹部の冷痛、食欲不振、泥状便などに用いる。冷えによる痛みにはすべて使用できる。
【用 量】
3〜6g
【規 格】100 g
【産 地】中国
【コメント】
桂皮の性味は辛熱、腎陽を補う主薬である。陰虚火旺、実熱証、血熱妄行および妊娠中の婦人には禁忌である。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。
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