唐胡麻(トウゴマ)

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【生薬名】唐胡麻 ヨミ:トウゴマ

【別名】ヒマの種子

参考情報:原形はひまし油の原料として使用する。また、ガンによる腹水及びリュウマチなどに、ヒガンコンとトウゴマで湿布薬をつくり患部に使用する民間療法が有名。(区分:物品)

【基 原】

トウダイグサ科EuphorbiaceaeのトウゴマRicinus communis L.の種子

【性 味】

ricinoleic acidのクセリセリド(脂肪油)、アルカロイド(ricinine)、毒性蛋白(ricin)

【主成分】

ricinoleic acid

【臨床応用】

ヒマシ油の原料。瀉下。ヒガンコンと使用し足裏療法に使用する。

【用 量】

丸剤、散剤など。1日0.5〜1.5g。足裏療法に使用する場合は、 70〜80粒の皮を剥いた状態で使用。

【規 格】100 g

【産 地】中国

【コメント】

本品は外用のみに使用し、内服しないこと。

【足裏療法のやり方】

ヒガンコンは毒性が強いので 手袋を使用し、使用したすり鉢・おろし金などは専用とする。

◎1回に使用する目安量

・トウゴマ 70〜80粒の皮を剥いたもの

・ヒガンコン 8個

1.上記の量を目安に同量の唐胡麻と彼岸根をすり鉢でよく磨り潰す。

2.磨り潰したものを、ガーゼ、又は脱脂綿などへたっぷり塗り、湧泉穴(ゆうせんけつ、土踏まずを中心に貼り付けしっかりと固定する。

※取り扱い上の注意

1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。

2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。

3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。

※上記内容は情報として掲載しております。

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