【生薬名】牛旁子 ヨミ:ゴボウシ
咽喉の腫脹疼痛、通便に用いる。
【基 原】
名医別録の中品に収載。キク科 Compositae 牛旁 Arctium lappa L. (ゴボウ)の成熟した果実を乾燥したもの。
【性 味】
味は辛・苦、性は寒。(帰経:肺・胃経)
【主成分】
arctiin ・ 脂肪油(20〜30%)。
【臨床応用】
生薬分類は、辛凉解表薬。中薬の効能は疏散風熱、解毒透疹、利咽散腫。外感風熱による咳嗽、喀痰不利、咽喉腫痛や麻疹の透発に用いる。利咽散腫の効能があるので熱毒瘡腫および流行性耳下腺炎に用いる。
【用 量】
5〜9g、外用には適量を使用する。
【規 格】100 g
【産 地】中国
【コメント】
豊富な油質によって通便するために風温表証があって辛涼解表が必要なときでも、泥状便で回数が多いときは使用してはならない。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。
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