威霊仙(イレイセン)

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【生薬名】威霊仙 ヨミ:イレイセン

鎮痛薬として、神経痛・リウマチ・痛風・筋肉痛・腰痛などに応用し、また言語障害・手足の痳痺・まぶたの引きつれなど各種器官の痳痺による疾患・盗汗・黄疸・浮腫などに応用する。6〜12gを煎じて服用。

【基 原】

キンポウゲ科 Ranunculaceae 威霊仙 Clematis chinensis Osbeck (シナボタンヅル)の根を乾燥したもの。根・茎も使用する。

【性 味】

味は辛、性は温。(帰経:膀胱経)

【主成分】

anemonin C10H8O4 ・ anemol

【臨床応用】

生薬分類は、去風湿薬。中薬効能は去風除湿、通絡止痛、消痰逐飲。風湿による痺痛に用いる。四肢の関節痛、関節の運動障害、手足の痺れなどの症状を伴う痺痛に適している。

【用 量】

6〜12gを煎じて服用。

【規 格】100 g

【産 地】中国

【コメント】

作用が激しいので、虚弱なものには使用しない方がよい。骨の軟化に効果があるので、魚などの骨が刺さった時に煎じ薬を少しずつ服用する。

※取り扱い上の注意

1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。

2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。

3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。

※上記内容は情報として掲載しております。

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