黄耆(オウギ)

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【生薬名】黄耆 ヨミ:オウギ

止汗・利尿・強壮薬・肌表の水毒を去る効があるとして、自汗・盗汗・体腫・痳痺・疼痛、小便不利などに応用する。

【生薬名】

黄耆(オウギ)

【基 原】

神農本草経の上品に収載。マメ科 Leguminosae 黄耆 Astragalus membranaceus Bge. (キバナオウギ)の根を乾燥したもの。

【性 味】

味は甘、性は微温。(帰経:脾・肺経)

【主成分】

folic acid ・結晶性の中性物質・ choline ・ amino acid など。

【臨床応用】

生薬分類は、補気薬。補気昇陽、固表止汗、托毒排膿、利水退腫。脾肺気虚あるいは中気下陥の証に用いる。補気の主薬で、脾肺の気を補うことができるし、陽気を昇挙することもできるので、慢性下痢、脱肛、子宮脱などの症状や、便血、崩漏などの治療に使用することができる。

【用 量】

9〜15g、脱肛には30gを煎じて服用します。

【規 格】100 g

【産 地】中国

第三類医薬品

【コメント】

高血圧症・顔面の炎症のある人には用いない。

※取り扱い上の注意

1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。

2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。

3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。

※上記内容は情報として掲載しております。

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